零〜紅い蝶〜

私がPS2を購入後、初めて買ったゲームがこれ。
テクモより発売の、本格和風ホラーとして非常に名高いゲーム「零」シリーズの二作目です。
私がこれを(しかも二作目から)買った理由としては、まず主題歌が
天野月子さんだったことです。
そしてもう一つ、民俗学や伝承といったものが大好きだったこと。元々ホラーゲームはそういうものを下敷きにしているものが多く、それがたとえゲーム内の仮想設定であっても面白くて、設定を公式サイトで見るだけでも楽しいものでした。で、買ってみることに。

 

買ってみて大正解。すごく面白かったです。
ただし、最初は一人でやる勇気が無く、友人二人に付き合ってもらいました。その後、一人でプレイする際にも夜では怖くて出来ず、朝大学に行く前にやることに。朝ゲームをしたいがために夜早く寝て早起きする、という
非常に健康的な生活を送っていました。しかし理由がこれなので褒められたものじゃない。最終的には、クリアする前後には夜でも出来るまでに慣れました。つまり夜更かしに逆戻り。よかったのか悪かったのか。(多分悪い)

このゲームの最大の特徴は、何といっても「カメラで怨霊と戦う」点でしょう。「カメラが武器」という今までに無いタイプなのはもちろんですが、そのことがこの世界観を深めるのに一役買っています。
敵(怨霊)が出ると、射影機という古いカメラを構え、シャッターを切ってダメージを与えます。フィラメントというゲージ(でいいのかな)が赤や青に光ったら霊が近くにおり、戦うときは、カメラを構えてキャプチャーサークルという円の中心に霊を捉えます。で、近づいてきて、サークルが赤く光ったらシャッターチャンス。シャッターを切ってダメージを与えます。サークルの上に赤いランプが点灯したら、フェイタルフレームという更なるチャンス。このときにシャッターを切ると大きなダメージを与えられます。
これが以外に難しい。私は反射神経が鈍いので、一瞬のチャンスを逃すこと多々あり。しかもこれのすごいところは、カメラを構えてファインダーモードになると、自分視点に切り替わること。つまり、
自分視点で怨霊が画面に近づいてくるのをじっと待ち構えなければなりません。これが怖い怖い。怨霊の顔ってただでさえ恐ろしいのに、自分視点のアップで見なきゃなりません。怖いけど見なければならない。すごいシステムを考えたものです。

ムービーやイベントシーンでも恐怖をあおる演出が盛りだくさん。そして探索する朽ち果てた家屋群は雰囲気抜群で歩いているだけでも怖かったです。

 

 

では、ゲーム紹介。まずプロローグ。

双子の姉妹、澪と繭は、幼い頃に過ごしていた場所を訪れていた。夏休みが終わるとダムに沈むこの沢は二人の秘密の場所だった。しかし、ここには、幼い頃山道で二人で遊んでいた際、繭は足を滑らせて転落、それ以来繭は足を悪くしてしまったという辛い思い出もあった。ふと気がつくと、姉の繭の姿が消えていた。澪は辺りを見回すと、繭は「紅い蝶」を追って森の奥へと入っていってしまった。姉の後を追う澪。そして二人は、ある村に迷い込んだ。そこは、ある祭りの日を境に地図から消えてしまった村、「皆神村」だった。そこは神隠しが起こると言い伝えられている地で、その村では永遠に明けない夜が続いているという。

 

主人公は妹の澪。繭を操作するときもありますが、「紅い蝶」を追いかけるだけなので、ほぼ澪のみと言っていいでしょう。
グラフィックがものすごくきれいで驚きました。
PS2ってすごいですね(何を今更)。 キャラも動きがリアルでいいです。

 

以下は、ネタばれ度が次のようになっています。プレイ済みの方はいいのですが、とくに中〜特大は遠慮なくネタばれしているので、これからやるぞ!という方、ネタバレがダメな方はご遠慮ください。ゲームやるつもりだけどけど気にしない、またはやるつもりはないけど知りたい、という方はどうぞ。

 

簡単なキャラ紹介(ネタばれ小)

 

怨霊あれこれ (ネタばれ中〜大)

 

クリア後のストーリー・キャラ考察 (ネタばれ特大)

 

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